七つ目

里山で・・・はたまた自宅で・・・
ちょくちょく薪割りをしています
木質バイオマス利用には欠かせない作業の一つです

外国製の斧はカッチョぶーで憧れますけれど
我が家には有りませんなぁ~~^^;
アックスとか云うんですかね

我が家に有るのは
和斧ってヤツです
"ヨキ"って呼んでます

我が家には、そんな"ヨキ"が2丁あって
1丁は伐採作業に持っていく"切りヨキ"と
もう1丁は薪割なんかに使う"割りヨキ"です

材木屋さんが仕事を始める前からあるので
最低でも30年近く使ってるって事になるかと思います
メーカなど細かい事は全くもって不詳・・・^^;

その2丁の"ヨキ"のどちらにも
刃の側面に刻まれた7本の溝が有ります
どうして7本なんでしょうね・・・不思議でしょ?

だって、片側3本、もう片側に4本・・・
日本では4って数字は縁起が悪くて嫌われる風潮がありますよね
だったら3本づつに揃えるとかね・・・

随分前に、その7本の溝が"七つ目"と呼ばれる
意味のあるモノなんだと知って、なるほど~~と思った次第
さすが八百万の神様の国に生きる民族だなぁ~と

割ヨキ1
まずは上から見て右側の3本の溝
なにやら刻印が刻まれてますけれど
判読不能です・・・^^;

割ヨキ2
今度は上から見て左側の4本の溝
ん~~どうして4本なんだろう・・・
反対側の3本溝に足したって感じじゃなく
最初から意図的に刻まれているように感じられます

割ヨキ3
真上から見た割りヨキの形状
刃で繊維を断ち切るって言うよりも
刃を喰い込ませて開かせるって形状です

切りヨキの形状と比べると判りやすいと思いますけれど
それは機会があったら・・・って事でまた改めて^^;

とここまでが前置き・・・
随分長い前置きでしたけれど
前置きが長いのは今に始まった事じゃありません・・・反省

斧の事を"オノ"と読むのか"ヨキ"と読むのか定かではありませんが
ここでは前出のように、普段から使っている言葉で"ヨキ"と呼ぶ事にします

切りヨキにしても、割りヨキにしても山道具だった訳です
"だった"と言うのは、すでに過去の事だから・・・

ヨキを担いで山に分け入り、立木を寝かすなんて事は
一部の儀式などに残るのみで、たとえば伊勢神宮の式年遷宮の
御杣始祭(みそまじはじめさい)での三つ紐伐りとかに残るのみ
今ではチェーンソーでブィ~~ンって具合です

手ヨキたった一丁で立木を寝かすって事は
そりゃ大変な重労働だったでしょうし
大変な危険を伴った事でしょう

それでは、ようやくヨキに刻まれた7本の溝
七つ目のお話しに入りましょうか

片側に刻まれた3本の溝は"ミキ"と呼ばれて、御神酒のこと
そして4本の方が"ヨキ"と呼ばれる五穀のこと

ヨキは四大「地水火風」をあらわしてます
地は地面、水は川海、火は太陽、風は空気
つまり四方山(よもやま)の山海の供物っていうこと

こうした刻みを入れた斧を、木を伐る前に木に立掛けて拝むんです
「これから木を伐らしてもらいます」って・・・
そのとき本来なら、お酒や五穀をお供えするんでしょうが
山の中ですからこういう形で斧の刃のところに彫ったんでしょうね

以前から材木屋さんも、立木を寝かす時は手を合わせてますけれど
これからはヨキを立掛けて手を合わせる事にしようと思います

全ての物・自然現象に神が宿る国
日本ならではの"斧に刻まれた七つ目"のお話しでした
長い前置きに簡単な本文でしたね・・・^^;

オマケです
割りヨキで薪割り中の材木屋さん
悪戦苦闘中・・・笑ってやってください^^;

薪割り2012'←YouTube動画

雨降りの初冬、屋根下で薪割り中です
今でこそ山から運び出して家の近くで割る事が多いかと思います
それも文明の利器である薪割り機で・・・

昔の人は、全て人力・・・
現代人に比べたら格段に忍耐強く、力持ちだったと思います
でも、だからといって、重い生木の原木丸太を担いできたんでしょうかね

推測の域を出ませんが
もしかしたら、薪割だって
山の中でやったんじゃないでしょうかね?

木を割る作業は、生木の方が格段に割りやすいですが
乾燥していない原木は、もの凄く重くてズシッっと来ます
山の中で割って、積んで乾燥させて・・・軽くなってから運び出す
そう考えると理に適ってませんか?だから割りヨキも山道具だと思うんです

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tag : 信州伊那谷 地球温暖化 里山 バイオマス ヨキ 七つ目

コメント

Secret

おはようございます♪
生木のほうが割りやすいんだ~~。
なんとなく、乾いているほうが割れそうなイメージです)^o^(

だいだらの斧はそんな感じではないので、西洋のなのかな?
小人が持っているようなのだから。

大鋸屑(こういう字だって初めて知りました。)は、なじみがありますね~~(笑)
あれを吸う機械が動いていると怖くて工場に入れませんでした><

もうすぐ、あちらに頻繁にはいかなくなるのだとおもうと・・・。さみしいです。
でも、二月・三月は二回ずつ行く予定です!!
あと少し、頑張ります♪

納得!

七つ目、そういう意味があるんですね…
昔の人の、自然を大切にしていた思いが込められた文化というか、忘れてはいけないものですね(v_v)
私も山育ちなのですが、山に入って何かを手折るとき「くださいね」とひとこと言ってそうしていたものでした。
今の人たち(特に町で育った人たち)はそんな感覚って、ないかもしれない…
自然とともに生きてきた日本人の暮らし、見つめ直したいですね。

ぶろさんへ

生木の方が断然割りやすいってのはあまり知られてないんですかね・・・

外国の斧と日本の斧の厳密な違いは判らないですが、七つ目が刻んであるのは日本だけなのかも知れません・・・

一般に目にする外国の斧、アレは伐りヨキのような形状に見えますね・・・薪割り専用のは、もっとゴツイのがあるみたいですね・・・

k_sakuyaさんへ

"くださいね" k_sakuya さんらしいというか・・・^^;
でも、そういう気持ちって、日本人誰もが持っている本来の感性なんじゃ無いですかね・・・

便利で快適な暮らしがそれを忘れさせ、必要の無いものにしてしまっているんだと思います
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